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非認知能力

雨の日も安心!マイペースで楽しむ「おうち遊び」で非認知能力を育もう♪

更新日: 2022.03.02
投稿日: 2021.06.04

雨が続く梅雨の時期は、外遊びがなかなかできずおうちにこもりがち。

しかし、マイペースで遊べるおうち時間を親子で楽しく過ごすことによって、気分転換になるだけでなく、子どもの非認知能力を育むこともできます。

ダンボールハウスやドールハウス、積み木、ブロック、ボードゲームなどが人気ですが、これらの特徴や、子どもとどのように関わりながら遊ぶのが良いのかなどについて、非認知能力の視点から紹介します。

梅雨の時期は「おうち遊び」に絶好の季節。子どもの遊びコーナーを作ろう

しとしと雨が続き、ムシムシ、じめじめする梅雨の時期は、子どもを外遊びに連れ出すことができず、何をして遊べばよいか困ってしまいますよね。

しかし、好奇心旺盛な子どもにとっては、おうちの中も遊びの宝庫です。

乳幼児教育学の専門家である大豆生田啓友先生によると、

「おうちで遊ぶことでも、子どもの非認知能力を伸ばすことができます。その子が興味を抱いたことに夢中で取り組めるような環境が、おうちの中にあると良いでしょう。リビングの一角などのスペースを利用して、小さな遊びのコーナーを作りましょう。」

とのことです。

子どもの興味・関心に合わせ、以下のものなどを用意するとよいでしょう。

・お絵描きや折り紙ができる小さなテーブル
・クレヨン、画用紙など工作アイテムを入れたトレイ
・好きなオモチャがすぐに取り出せるオモチャ置き場

また、子どもの意思でさまざまな遊びができるよう、複数のアイテムを用意し、以下のような工夫をすることで、遊びの環境を整えることができます。

・子どもがいちばん使うモノは取り出しやすい場所に置いておく
・子ども自身が管理できる量になっていることを確認する
・引き出し式ケースなど、片付けがしやすい収納ケースを使い分ける

おうちの静かな雰囲気のなかで遊ぶ「静的」な遊びは、子どもの心を落ち着かせ、精神的な安定をもたらすとともに、集中力も養われていきます。

子どもの非認知能力を高めるおうち遊び5つ

子ども自身が好きなものを自分のペースで遊ぶことが大前提ですが、
そんな中でも、子どもの想像力を引き出し、夢中になれるおうち遊びを5つ、紹介します。

・ダンボール工作
・積み木、ブロック
・パズル
・ボードゲーム、カードゲーム
・お絵描き、折り紙

ダンボール工作

大きめのダンボール箱とカッターナイフ、はさみ、ガムテープを用意し、「これで何かつくろうか!」と声をかけてみましょう。

おうち、電車、キッチン、テーブルなど、親子でさまざまな工作にチャレンジ。

余裕があれば、カラーのマジックペンや絵の具で色塗りを。

作る過程やできあがった作品で「ごっこ遊び」をすることで、創造力やコミュニケーション能力が高まります。

積み木、ブロック


知育玩具としてロングセラーの積み木やブロック。

遊びを通して手先の器用さや創造力、空間認知能力を高めることができます。

高く積み上げたり、自分の好きな形を作ったりするなど目的を持って自ら遊ぶことで、達成感や自己肯定感を育むことができます。

パズル

色や形を手がかりに繰り返し遊ぶパズルは、判断力や集中力を養うのにぴったりの知育玩具です。

繰り返し遊ぶことで、色を判別する能力や空間認知能力などを鍛えることもできます。

完成させるまで我慢する自己管理力も培われます。

ボードゲーム、カードゲーム

子どもの年齢や発達に応じたボードゲーム、カードゲームはたくさんあります。

これらはいわゆる「アナログゲーム」ですが、他者と関わりながら遊ぶことで、勝ったり負けたりといった複雑な感情を味わい、めげない心を育てることができます。

また、「どうしたら勝てるか」について考えることを通し、課題解決力を育むこともできます。

お絵描き、折り紙

集中して描いたり折ったりを続けることで、完成するまでの忍耐力を養うことができます。

作品づくりを通して、思考力や創造力を育むこともできます。

難しい折り紙に挑戦するときには、完成形をイメージしながら空間認知能力も鍛えることができます。

いずれも、実際に遊ぶ場合は子どもの年齢や発達、特性に応じたモノを選び、遊び方を工夫しましょう。

子どものおうち遊び。親の関わり方のポイント


おうち遊びを通して養われる非認知能力を引き出し、大きく育てていくには、親の関わり方が大切です。

以下、親の関わり方のポイントを紹介します。

・子どものペースに合わせ、肯定的な言葉をかける
・手を出さず、見守る
・ヒントを与える
・必要に応じ、まずはいっしょにやってみる

子どものペースに合わせ、肯定的な言葉をかける

子どものタイプはさまざまですので、周りと比べずその子のペースで遊びましょう。

ひとつのことができたら「できたね!」「やったね!」など、肯定的な言葉をかけると子どもの自己肯定感が高まり、「次は⚪⚪をしてみよう」など自ら意欲が湧いてきます。

手を出さず、見守る

子どもは大好きな親に見守られているだけで安心し、遊びに没頭することができます。

子どもが集中して遊んでいるときは、手を出さず、“見守る”スタンスで関わりましょう。

ヒントを与える

答えをすぐに教えるのではなく、「こうするとどうなるかな?」「こんな方法があると思うよ」など、ちょっとしたヒントを与えて遊びを広げていきましょう。

必要に応じ、まずはいっしょにやってみる

ちょっと難しい折り紙やパズルなどに挑戦するときは、最初に親子でいっしょに取り組んでみるのもよいでしょう。

その上で、「今度は⚪⚪ちゃんが一人でできるかな?」などと促し、子どものやる気を高めましょう。

まとめ

・さまざまなおうち遊びを通して子どもの非認知能力を育むことができる
・おうち遊びアイテムは、子どもの年齢や発達に即して選ぶ
・親はあまり手出しせず見守ったり、ヒントを与えたりするなどに徹する

編集部より

梅雨の時期になると外で遊びたくても遊べない日々が続き、親も子どもたちの溜まりに溜まったパワーをどのように発散させてあげられるか、悩むことも多いと思います。
ですが、今回、お家のなかでも十分に子どもたちのパワーを発散させ、また非認知能力を高めることができるおうち遊びが分かりました!
まずは親自身が一緒に子どもと「おうちでもこんな遊びができるよ!」「一緒に段ボール工作しよう!」などと声をかけてあげて、そこから子どもの想像力を育みやすい環境を親は作り、またコミュニケーションを取りながら、子ども自身に考えさせ、想像させる環境を作っていきましょう!

(参考文献)
・非認知能力が育つ3〜6歳児のあそび図鑑(原坂一郎:監修、いこーよ:協力 池田書店)
・お片づけで生きる力を育てる!(橋口真樹子:監修、PHPのびのび子育て)
・わくわくしながら、ぐんぐん学ぼう!知育玩具|遊ばせ方、玩具選びのポイントを伝授!教えて!大豆生田先生!「非認知能力」を育む遊び方(大豆生田啓友:監修)

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