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非認知能力

うちの子がキレやすいのは愛情不足? キレない子に育てるには?

更新日: 2023.01.04
投稿日: 2021.12.03

自分の思い通りにならないと感情を爆発させ暴れてしまうなど、「キレる子」が増えているといわれています。

子どもが感情を表すことは悪いことではありませんが、時と場合に応じて自分の感情をコントロールする術を身につけておくことは、生きる力を育む上でも必要です。

自分の感情をコントロールする方法を身につけさせるためには、親や周りの大人の適切な関わりが必要不可欠です。

重要な非認知能力のひとつである「自己管理力」の自分の気持ちや行動をセルフコントロールできる子にするためのポイントを紹介します。

「キレやすい」子が増えている。その原因は!?

〇自分の思いどおりにならないと癇癪を起こす
〇注意されると「うるさい!」などと暴言を吐く
〇かっとするとつい手が出てしまう
〇やっていることがうまくいかないと八つ当たりする など

子どものこれらの行動に困った経験はありませんか?

これらの行動は「キレる」という言葉でも表現されることが多く、最近は「キレやすい」子が増えているとも言われています。

なぜ、キレてしまうのでしょうか。

その要因として考えられるのは、以下の3つです。

〇乳幼児期に、親に感情を否定された経験が多い

〇運動不足や睡眠不足

〇親が日頃からマイナス感情を表現することが多い

乳幼児期に、親に感情を否定された経験が多い

乳幼児期は、ママに抱っこしてもらいたいときに泣いて訴えたりするものです。

そのときに親に「うるさい!」と拒否されたり、放っておかれたりした経験が多いと、感情を抑圧しながら日々の生活を送ることになります。

子どもにとっては“真意でない”日々が続くことでストレスがたまり、ある時耐えきれず、キレてしまうのです。

運動不足や睡眠不足

脳科学的な視点では、「キレる」=感情の制御ができない状態をさします。

感情の制御と直結するのは脳内の「前頭前野」という部分なのですが、この前頭前野がスムーズに働くためには、十分な運動と睡眠によるセロトニンの分泌が必要不可欠です。

運動不足や睡眠不足がセロトニン不足をひきおこし、「キレやすさ」につながることもあります。

適度な運動を行ったり、しっかりとした睡眠を取ったりするようにしましょう!

親が日頃からマイナス感情を表現することが多い

日頃から、親が「不満」「不安」「怒り」などのマイナス感情を表現することが多いと、それが子どもにも伝わり、子どももマイナス感情をそのまま“キレる”という行動で表現してしまいがちです。

子どもがキレたとき、親はどう対応する? 関わり方のポイント

かんしゃくを起こす、泣き叫ぶ、すねる、やつ当たりするなど、子どもがキレると親はつい、イラッとしてしまいがちです。

しかし、そもそも子どもが感情を表すことは悪いことではなく、「マイナスの感情の収め方がわからない」から「キレる」ことが多いものです。

また、子どもがキレるのは、日々の中で感じる「イヤだ」「さびしい」「不安」「悲しい」などという感情からです。

これらが心の中のコップにたまっていき、あふれたときにキレるのです。

親は、子どもがキレることに注目してしまいがちですが、まずはコップの中のたまった思いに注目することが大切です。

その上で、キレてしまった自分の気持ちと上手に向き合う方法を教えていきましょう。

子どもがキレたときに親がまず、すべきこと。

それは、「マイナスの感情を受け入れること」です。

「あれ? どうしたの?」などと声をかけ、子どもの話を聞きましょう。

忙しくてゆっくり対応できない時は、お風呂の時や夜寝る前など子どもが落ち着いているタイミングで「なぜあの時あんなに大声出しちゃったの?」などとたずねましょう。

子どもが発する言葉に耳を傾け、「そうなんだ。それは悔しかったね」「悲しいよね」などと共感しましょう。

これを繰り返すうち、子どもは“キレたときの自分”を客観的に振り返ることができ、少しずつ自分で自分の気持ちに向き合えるようになります。

思い通りにならず、怒りの感情が爆発してしまっているようなときは、最初にやさしく抱きしめて、軽くトントンと背中をたたくなどして気持ちを落ち着かせてあげましょう。

その後、「ママといっしょに深呼吸しようか。息を吸って〜。はいて〜」など、親子で深呼吸してみましょう。

子どもだけでなく親自身も心が豊かになる体験を重ねることが大切

子どもを“キレない子”に育てるためには、繰り返しになりますが、「悲しい!」「くやしい!」など、子どもがぶつけてきた感情を受け止め、共感することが大切です。

そのときはマイナスの感情でも、身近な人に自分の気持ちを理解してもらえることを積み重ねることで、プラスのエネルギーに変換し、自分の感情をセルフコントロールできるようになるものです。

仕事、子育て、家事と、忙しい日々が続きますが、子どもだけでなく親自身も日々の暮らしにゆとりをもち、心を豊かにし、幸せな感情に浸れるような時間を意識してもつことが大切です。

難しいことはありません。

「お庭に花が咲いたね」「お星さまがきれいだね」など、日々の暮らしのふとしたひとときに目を止め、それらを親子で共有し、会話を重ねていきましょう。

親子で幸せな感情の共有を重ねていくことで、自分の感情をコントロールできる子に育てていくことができるでしょう。

まとめ

・親が日頃からマイナス感情を表現することが多いと、子どももキレやすくなる
・“キレたこと”ではなく、心にたまった思いに注目する
・「嬉しい!」「楽しい!」と思える時間を親子で共有しよう

編集部より

自分の感情を抑えられずに爆発してしまう子どもは結構多いです。
でも、それにはしっかりとした理由や背景がその子にはあるということをまずは理解してみてはいかがでしょうか?
まずは、爆発してしまったことの理由に対して、なぜ、爆発してしまったのか?を考えてみましょう!
分からなかったら、子どもに寄り添って聞いてあげましょう^^そして、それらをふまえて、子どもの気持ちを認めて、受け止めてあげながら、サポートしていきましょう!
そうすることで子どもは間違いなく見守ってくれる、助けてくれるお母さんやお父さんがいると感じ、安心感を得ることで自己管理力であるセルフコントロールを身に付けてくれます!

(参考文献)
・怒りの気持ちの上手な収め方(菅野昭子:監修、PHPのびのび子育て PHP研究所)
・心の発達を知って強くしなやかな子に(渡辺弥生:監修、PHPのびのび子育て PHP研究所)
・All About|キレる子供、思い通りにならないとすぐ怒る子の心理と対応法(田宮由美:執筆)
・FNNプライムオンライン|“キレやすい子”にしたくない…子どもが感情をコントロールするために親ができるこ

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