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非認知能力

新学期までもう少し。夏休み後半戦、どう過ごす?

更新日: 2023.01.04
投稿日: 2021.08.20

夏休み後半になると、子どもによっては、宿題の追い込み、もう少しで始まる新学期への不安などから、「ちょっとしたことで泣く」「イライラした様子が見られる」など、いつもと異なる様子が見られることもあります。

長い夏休みが終わったあとの9月は、子どもたちにとって、1年のうちで最も気持ちを切り替えることが必要な「リセット」のときです。

おやすみ気分から少しずつ脱却し、夏休み明け、元気な気持ちで園・学校へ行けるような親の関わり方について、非認知能力の視点も含めて紹介します。

夏休み後半は、子どもの言動を注意深く見守ることが大切!

家でのんびりしたり、家族でお出かけしたり、おじいちゃんおばあちゃんや親戚の人にあったりと、楽しいことがたくさんあった夏休みも、後半戦を迎えています。

新学期が近づくこの時期の子どもは、「早く学校(園)が始まらないかなぁ」という気持ちが高まる一方で、新学期に対する漠然とした不安から、「ずっとお休みがいい」「学校(園)に行きたくない」などと言い出したり、ちょっとしたことで泣いたりグズグズしたりなどの言動が見られることもあります。

そのほか、以下のような言動が見られることもあります。

・「おなかが痛い」「頭が痛い」などと訴える
・いつもより、モノに当たるようになる
・いつもより、きょうだいにちょっかいを出す
・急にベタベタ甘えてくる

もちろん、熱があったりひどい腹痛や下痢があったりなど、明らかに体の調子が悪いと見受けられる場合は、安静にして様子をみたり、かかりつけの小児科を受診するのが安心です。

長い夏休みが終わったあとの9月は、子どもたちにとって、1年のうちでいちばん気持ちの切り替えが必要な“リセット”の時期です。

大半の子どもは、「ああ、明日から学校(園)かぁ」などと多少ネガティブな気持ちを抱きつつも、いざ学校(園)生活が始まると、すんなり学校(園)生活に戻れるものですが、夏休み明けをきっかけに登校(登園)しぶりが始まるケースもあります。

夏休みが終わりに近づくと、親は「長い休みがやっと終わる」とほっとすることが多いものですが、この時期は、子どもの様子をいつもよりも注意深く見守りましょう。

夏休み後半。新学期に向けての準備のポイント4つ


夏休み後半、新学期に向けての準備のポイントや、子どもへの関わり方で気をつけたいポイントを4つ紹介します。

〇生活リズムを新学期モードに

〇宿題のチェックと学用品のチェックを

〇ランドセルをきれいにする

〇夏休みを振り返り、新学期のめあてを考える

生活リズムを新学期モードに

夏休み期間は、朝寝坊や夜更かしも多少あったことと思いますが、新学期に向け、生活リズムを少しずつ園・学校生活モードに戻していきましょう。

早寝・早起き・朝ごはんの習慣を今一度見直すことが大切です。

宿題のチェックと学用品のチェックを

夏休みの宿題を親子で見直し、まだ終わっていない宿題があれば、どのようなスケジュールで取り組むかを相談し、取り組むことで、非認知能力のひとつである課題解決力を育むことができます。

文房具などの学用品がそろっているかもチェック。

学校から持ち帰ったお道具箱があれば、新学期からすぐに使えるようきれいにしておくことで、整頓する力もつきます。

ランドセルをきれいにする

「新学期、気持ちよく学校に行けるように、ランドセルをきれいにしておこうね」と声をかけ、中身をチェックしたり、拭き掃除をしたりしましょう。

これにより、新学期に向けての心の準備も整います。

夏休みを振り返り、新学期のめあてを考える

家族旅行の出かけた時の写真を親子で一緒に見返したり、旅先で買ったおもちゃで遊んだりしながら夏休みを振り返り、宿題やお手伝いなど、子どもが頑張ったことを認め、褒めてあげましょう。

それにより、自分に自信がつきポジティブな気持ちがわいてくるものです。

「学校が始まったら、何を頑張りたい?」などと聞き、目標を持たせることが、スムーズな新学期につながります。

大切なのは、新学期に向けて一気にギアチェンジするのではなく、子どもの様子を見ながら少しずつ環境を整えていくこと。

焦らずゆっくり進めましょう。

夏休み後半。子どものやる気を奪う親のNGワード


新学期を目前に揺れ動く子どもの心を荒らし、やる気を奪ってしまう親のNGワードを紹介します。

〇「まだ宿題終わってないの?だめじゃない!」

〇「⚪⚪ちゃんは、宿題終わっているし、お手伝いも頑張ったって。それにひきかえあなたは・・・」

〇「もうすぐ学校が始まるからグズグズしているの? そんなことだと先生に怒られるわよ!」

「まだ宿題終わってないの?だめじゃない!」

宿題が終わっていない子どもに対して、頭ごなしに責めるだけでは、子どもは自信をなくしてしまいます。

宿題が終わっていない場合は、否定から入らず、終わらせるためにはどうしたら良いかをいっしょに考え、サポートしましょう。

「⚪⚪ちゃんは、宿題終わっているし、お手伝いも頑張ったって。それにひきかえあなたは・・・」

周りの友達と比較されてしまうと、子どもは「どうせ僕は(私は)・・」などと自分を卑下してしまいます。

周りの友達だけでなく、きょうだいとの比較もNGです。

「もうすぐ学校が始まるからグズグズしているの? そんなことだと先生に怒られるわよ!」

夏休み後半、子どもがグズグズしていると、親もつい感情的に叱ってしまいがちですが、学校再開を前にもやもやしている気持ちを親から否定されてしまうと、子どもは気持ちの整理がつかなくなってしまいます。

「もうすぐ学校始まるね。これまで休みだったから、なかなかエンジンかからないよね」と、共感しつつ「でも、先生にも会えるし、お友達にも会えるから楽しみだね」など、学校生活が楽しみになるような言葉かけを意識しましょう。

まとめ

・夏休み後半は、子どもの言動をいつも以上に見守ることが大切
・生活リズムを整えたり、学用品をそろえたりしながら新学期へん環境を少しずつと整えていく
・新学期にむけ揺れ動く子どもの心を乱すような言葉かけに注意する

編集部より

長かった夏休みももう少しで終わってしまいますね。
この時期は、子どもはもちろんのこと、親も、新学期が始まることを意識し始め、リズムを戻さなくてはと意識し始める時期ではないでしょうか!?
その上で、子どもによっては宿題が終わっていなかったり、ぐずぐずしてしまったりしてしまうこともあると思います。
このリズムを戻すには、親子での協力体制が必要不可欠なのかなと感じます!
子どもの気持ちを理解していること、分かっていることを子どもに伝えながら、「ママも同じ気持ちだよ!だけど楽しく2学期を始められるようにするために、一緒に少しずつリズムを直していこうね!」と伝え、一緒にリズムを戻し、楽しみな気持ちで2学期を一緒に迎えてみてはいかがでしょうか!?

(参考文献)
・小学生の伸びる脳は、4月、7月、9月で決まる(著:高濱正伸 PHP研究所)
・たまごクラブひよこクラブ|もうすぐ終わる夏休み。休み明けの登園しぶりを防ぐポイント
・AERA dot.|夏休みラストスパート! 新学期の準備を始めよう

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