自己肯定感

自己肯定感も高まる!?子どもの短所を直すよりも長所を伸ばそう

子どもの気になる行動や性格との向き合い方

「なぜうちの子は落ち着きがないのかしら」

「どうして自分の意見をはっきりと言えないの」

「協調性がないのが心配」

子どもに幸せでいて欲しい、幸せな人生を歩んで欲しいと望むあまり、子どもの苦手なことや短所ばかりが気になり、直すにはどうすればいいのかと悩んでいる親は多いのではないでしょうか。

『「自己肯定感」育成入門(平岩国泰著)』に、日本の教育はまだまだ平均的な人間を育てる傾向にあり、苦手なことを克服させて子どもを均一化しようとすると書いてあります。

今の親が子どもだった時は出来ないことを出来るようにするという考え方の中で育ってきたので、自分の子どもにも同じように苦手なことを無くそうと考えるのは当然のことです。

そのため、短所を直すことよりも長所を伸ばすことを大事にするという考え方は、なかなか取り入れにくいかもしれません。

まず、親として子どもの気になることをどう受け止めたらいいのか、基本的な考え方を、『「自己肯定感」育成入門(平岩国泰著)』からご紹介います。

本著の中に、子どもの長所と短所について下記のように記述している箇所があります。

どんな子でも「長所しかない」「短所しかない」という子はいません。
短所はその子の個性であり、長所の裏返しでもあるからです

人は一人一人違っているのは当たり前で、子どももそれぞれに個性があります。

子どもの持っている素質を親が短所や長所と区別するのではなく、個性と受け止めてみてください。

自分の意見を通そうとする子どもはきちんと自己主張ができると言えます。

また、頑固な子どもは粘り強く諦めない性格とも言えます。

大人の判断で子どもの長所や短所と区別して考えるのではなく、親が発想を転換して子どもに接することで、子どもの性格や考え方をより深く受け止めることができます。

子どもの成長や発達には個人差があり、幼ければ幼いほど差があるものなので、長い目で見守ることが大切です。

長所を伸ばすことは自己肯定感にもつながる

短所を無理に克服させようとするのでなく、長所に目を向けることで、子どもはありのままの自分で受け止めてもらっていることに、嬉しさと自信を感じます。

子どもは得意なことを褒められることで、自信をつけて自己肯定感を伸ばしていきます。

また、苦手と思っていたことでも成長とともに引き上げられて伸びていくこともあります。

『「非認知能力」の育て方』の中で、著者のボーク重子さんはこのように語っています。

これまでの日本の教育には、子どもの欠点を直してオールマイティな子どもにするという発想があったように思います。
今の日本では何でも均等にできる子が難関大学に入りやすいようですが、今後それは大きく変わっていくと思いますし、自己肯定感を伸ばすためには、その子の長所に注目して伸ばすことが重要だと思うのです。
アメリカの学校では、誰にでもできないことや苦手なことがあるのは当然で、そこを無理に直すより、できることや好きなことを伸ばす方がいいという考え方が主流です。

大人でも毎日自分の短所ばかりを言われていたら、やる気や自信を失ってしまいます。

無理に短所を改善しようとするのではなく、子どもの長所や好きなことを褒めて伸ばしていくことで、子どもは自信を身に付け、苦手なことにもチャレンジしてみようと前向きな発想に変わっていきます。

まずは親の意識を変えていこう!

平均的であることを求められてきた親にとって、その考え方を変えることは難しいことかもしれません。

ですが、今は時代が変化しており、時代に合わせて親の考え方を変えていくこと必要です。

自分の子どもとどう接していけばいいのか、具体的な考え方や親として子どもにできることをまとめてご紹介します。

短所を克服しようとしない

短所ばかりに目を向けて、無理に克服させようとするのはやめましょう。

子どもの長所や好きなことから自信ややる気につなげることが大切です。

親が子どもを型にはめない

この子はこういうタイプなどと親が型にはめることはやめましょう。

子どもには無限の可能性があり、型にはめてしまうことで成長を妨げてしまっているかもしれません。

親がポジティブな考え方でいる

親がどのような考え方でいるのか、それは子どもにも敏感に伝わります。

親がポジティブな考え方をしていれば、子どもも前向きになり、何ごとにも取り組み、自信につながっていきます。

子どもが好きなことをやらせて褒める

子どもが好きなこと、興味があること、得意なことをさせてあげましょう。

親は、子どもが取り組む姿を見守り、頑張ったことや達成できたことを褒めてあげてください。

認めて、褒めてあげることで子どもの自信や積極性につながっていきます。

いろいろな環境を体験させてサポートする

子どもにとってさまざまな人々との交わりや、たくさんの体験をすることは心の財産になります。

旅行やキャンプ、山登り、舞台鑑賞など、さまざまな経験は子どもの可能性を広げていきます。

まとめ

・子どもの得意不得意を長所や短所と区別して考えるのではなく個性と受け止める。
・子どもの得意なことを伸ばすことは自己肯定感を高めることにもつながる。
・親の考え方やどのような環境を与えるかで子どもは自分の可能性を広げていく。

編集部より

今回皆さんにお伝えしたかったのは、親が視点を変えることで親子ともに見える風景は変わっていくということです。
親が子どもの苦手なことを直すことばかり考えていたら、親子ともに疲れてしまいます。
誰にでも好きなこと得意なことはあります。
そこに視点を合わせて子どもをたくさん褒めてあげてください。
一番身近な親から認められることで子どもは自己肯定感を高めていきます。

(参考文献)
「自己肯定感」育成入門(著者:平岩国泰)
「非認知能力」の育て方(著者:ボーク重子)

・ベネッセ教育情報サイト子どもの短所は長所にもなる

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