自制心

子どもの将来の年収に影響する⁉︎ 自制心とは

自制心とはどんな力のこと?

自制心が子どもの将来に大きく関係しているということが最近の研究や調査で明らかになり、注目を集めています。

自制心とは、数値化しにくい非認知能力の一つで、セルフコントロール力とも呼ばれています。

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具体的には、自分の感情を知ってコントロールできる力、また、目の前の欲求を先延ばすことができる力です。

小さな子どもであれば、好奇心や欲求のままに行動してしまうのは当然のことです。

しかし、個人差もありますが3~4歳頃から自分の感情をコントロールすることが次第にできるようになってきます。

小学1年生くらいになると、「宿題は面倒臭いけど先に済ませよう」、「お腹が空いているけど夕飯前だからお菓子を我慢しよう」などと、自分の気持ちをコントロールすることができるようになります。

子どもにとって、自制心がどれだけ重要か調べた調査をご紹介します。

【マシュマロテストとその後の追跡調査】

マシュマロテストとは、1960年代にタンフォード大学の心理学者であるウォルター・ミシェル教授によって行われた、4歳の子どもの自制心を調べた実験です。

子どもの目の前にマシュマロや飴、チョコレートなどの好きなお菓子を一つ用意し、『私が部屋に戻ってくるまで、このお菓子を食べるのを我慢できたら、もう一つお菓子をあげるよ』と伝え、部屋を出て、15分後に戻ります。

この実験を行った186人のうち、約1/3の子どもは食べるのを我慢してもう一つお菓子を手に入れることができましたが、残りの約2/3の子どもは目の前にあるお菓子を我慢することができずに食べてしまいました。

注目したいのが、マシュマロテストを行った子どもへの追跡調査の結果です。

お菓子を我慢できた子どもとできなかった子どもを大人になって比較してみると、意外なことがわかったのです。

お菓子を我慢できた子どもは、我慢できなかった子どもよりも、学力が高く、肥満指数は低くて健康的であるということがわかったのです。学力だけではなく、健康面にまで影響していることがわかったのです。

【夏休みの宿題から自制心を調べた研究】

大阪大学の行動経済学者である池田新介教授は、夏休みの宿題をどの時期に行ったかで子どもの自制心を調べ、さらに大人になってからどのような影響が出るのかを調査しました。

池田教授の研究によると、夏休みの宿題を夏休み終盤にやる子どもは早めに宿題を済ませる子どもよりも、大人になってからの喫煙率や借金をする確率、肥満率が高いことがわかったのです。

その理由として、自制心がないことで問題を先送りにしがちで、たばこを我慢することやお金を使わずに貯金すること、食べたいものを我慢できなかったのではないかと池田教授は話しています。

自制心が高いと学力や所得が伸びるのは本当?

マシュマロテストや夏休みの宿題調査以外でも、子どもの頃の自制心は、大人になったときの学力や所得に影響しているということが明らかになっています。

アメリカデューク大学の研究や、『米国科学アカデミー紀要』に掲載された論文から、自制心がある子どもの方が、将来社会的な成功をつかむ傾向にある発表されています。

(出典)科学誌「米国科学アカデミー紀要」(PNAS)2011年2月15日号に掲載された論文「A gradient of childhood self-control predicts health,wealth,and public safety」(T・E・モフィットら)

では、なぜ子どもの頃の自制心が、学力や将来の収入に関係してくるのでしょうか。

理由は、自制心が高い子どもは感情や欲求を自分でコントロールしながら物事に取り組むことができるからと言われています。

自制心が高い子どもがどう育っていくか、学力、健康、仕事の場面ごとにイメージしてみましょう。

学校の勉強では、失敗や挫折を経験してもさじを投げるのではなく、今やるべき課題にきちんと向き合うことができます。

今やるべきことが明確になっているので、先延ばしにすることなく、どうすれば解決できるかを考えて、試行錯誤しながら前に進んでいくことができます。
その結果、学力が徐々に向上していきます。

健康面では、将来子どもが一人暮らしをして、生活している姿を想像してみてください。
自制心があれば、生活の中で優先順位を立てて、生活をすることができます。

例えば、大学生活では勉強や部活動が本業になります。
遊びなどの誘惑に負けず、目標に向かって勉強や部活動に取り組むことができる能力が自制心になります。
自制心が低いと授業をサボりがちになり、生活習慣も乱れ、健康面に悪影響を及ぼしてしまいます。

仕事では、何かの問題が発生したときに他人のせいにせず、心を落ち着かせて、解決方法を考えることができます。
自分の感情をコントロールできることから、職場や取引先の方とトラブル起こすのではなく、円満な人間関係を築くこともできるでしょう。

まとめ
  • 自制心は非認知能力の一つで、セルフコントロールができる力。
  • 子どもの頃の自制心が大人になったときに影響を与える。
  • 自制心が高い子どもは、将来の健康や経済的な成功にもつながっている。
編集部より

子どもの頃の自制心が将来の健康や収入にまで関係することがわかりました。

ただ、『待ちなさい!』、『我慢しなさい!』と頭ごなしに言うのではなく、親は子どもに他人の意見を尊重することや我慢することがなぜ必要なのかを伝えることも大切です。

子どもが自立するためにも自制心は必要ですので、サポートしてあげてください。

(参考文献)
学力の経済学(著者:中室 牧子)
非認知能力の育て方(著者:ボーク重子)

リクルートマネジメントソリューションズ2つの重要な非認知能力「自制心」と「GRIT」

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2018年6月1日
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