あいさつは、コミュニケーション能力の基本中の基本。
日本では、礼儀の一環としても大切に考えられています。
周りの人とお互いにあいさつをして存在を認められることで自己肯定感が高まり、社会の一員として存在しているという安心感が得られるようになります。
子どもは、家族や友達、先生に対してはもちろん、近所の人など周りの人に元気なあいさつができるように育てたいですよね。

親として、どのように子どもと関われば、あいさつができるようになるのでしょうか。
あいさつや礼儀の大切さと、あいさつができる子になるための、親の関わり方のヒントについて紹介します。
あいさつは、人との信頼関係を築く第一歩
「おはようございます!」
「こんにちは!」
「ありがとう!」
「いただきます」
「おやすみなさい」etc.
これらはすべて、あいさつです。
そもそもあいさつとは、「出会った人がお互いに心を開き、相手に近づく」ことを意味します。
周りの人から元気にあいさつされると嬉しい気持ちになり、こちらもあいさつを返します。
そこからコミュニケーションが生まれ、少しずつ関わりが深まっていきます。
あいさつは、人との信頼関係を築く第一歩といえるでしょう。
わが子には、元気なあいさつができる子に育ってほしいと願う保護者の方がほとんどだと思いますが、幼児期から学童期にかけては、
⚫️あいさつの意味がよくわからない
⚫️内気、はずかしがりやなど、性格的にあいさつが苦手
⚫️本人はあいさつしているつもりでも、声が小さい
などの理由から、あいさつがうまくできないこともあります。
あいさつができない子に対して、「あいさつしなさい! なんでできないの?」などと強く叱りつけ、おしつけるのはNGです。
あいさつは、誰かから押しつけられてするものではなく、子どもが自分の意思でするものです。
親である大人が手本を見せながら、「今はできないけれど、いつかはきっとできるようになるだろう」と子どもを信じ、見守りましょう。