コミュニケーション能力

「自分の気持ち」が伝えられる子に育てよう

自分の気持ちを相手に伝える自己表現力。

「明るく元気な子は自己表現力が育ちやすい」「慎重で神経質な子は自己表現力が育ちにくい」など、その子の性格に関係するという考え方もありますが、性格というのは多面的で、複雑につくられていくものです。

「うちの子は慎重な性格だから、自分の気持ちを表現するのが苦手」などと、子どもが小さいうちから決めつけてしまうのはNGです。

相手に自分の意思や気持ちをしっかり伝えることができれば、良好な人間関係を築いたり、精神的な安定にもつながります。

また、自分の気持ちを伝える力があれば、相手からの誘いを自分の言葉でしっかり断ることもできるようになり、トラブル回避にもつながります。

親としての日々の関わり方や言葉かけを工夫し、自分の気持ちが伝えられる子に育てていきましょう。

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家庭の中で、言いたいことを言い合える雰囲気をつくる


自分の気持ちが言える子に育てるためにいちばん大切なこと。

それは、「社会」のいちばん小さな単位である「家庭」において、家族に言いたいことを言い合える関係をつくることです。

家庭で親が子どもと話すときは、「本音を話すこと」を意識しましょう。

たとえば食事のとき。「残さないで食べてね」「お箸のもち方が違うわよ」など、指示や注意ばかりしていると、子どもは窮屈に感じてしまいます。

「トマトが甘くておいしいね」「ママは、小さい頃わかめのお味噌汁が大好きだったのよ」など、親の本音を伝えるよう心がけましょう。

また、子どもは、「今日ね、園で××ちゃんからひどいこと言われたの。××ちゃん、嫌い!」など、一人よがりのことを言ってくることも多いものです。

そのときに、「何言ってるの? そんなこと言うのはやめなさい!」などと否定ばかりしていると自信をなくし、言いたいことが言えなくなってしまうこともあります。

まずは、「⚫⚫ちゃんは、そう思うんだね」と、子どもの言葉をしっかり受け止めたうえで、「でもね、ママは△△△だと思うよ。その理由はね、⚪⚪⚪⚪だからよ。どうかな?」などと返しましょう。

「まずは子どもの言うことを認めたうえで、自分の考えを述べ、会話を重ねていく」というやりとりを積み重ねるうちに、少しずつ、自分の気持ちを伝える力が育まれていきます。

子どもの感情を言葉にしてあげよう

子どもは語彙力が乏しいため、自分の気持ちをうまく言葉にできないことが多いものです。

それがきっかけとなって、モノにあたったり、周りの友達に手を出したりすることもあるでしょう。

そんなときは、「できなくて悲しいんでしょ?」「怒ってイライラしているんでしょ?」などと先回りして言ってしまわずに、「どうしたの?」「どうしたらいいかな?」と、子どもに考えさせるような言葉かけを心がけたいものです。

そのうえで、「思ったように絵がかけなくて、悲しい気持ちになったのかな」「お友達にオモチャをとられて『悔しい』って思ったのかな」などと、子どもの気持ちをくみとった言葉をかけてあげましょう。

それを繰り返していくことで、子どもは、「悲しい」「悔しい」などの感情がどんなものなのかを理解し、言葉として伝えられるようになっていきます。

「うれしい」「楽しい」などのプラスの感情だけでなく、「悔しい」「腹が立った」「悲しい」などのマイナスの感情もきちんと言葉で表現する力は、自分自身の感情をコントロールする力にもつながります。

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